悲しい現実

昔のことを思い出した。


私のことを大好きだという人がいた。


その人は私のことが好きなわけではないと

分かっていた。


その人は好きな人がいるという自分が好きで

それはもしかしたらDNAがそうさせて

いるのかもしれないけれど

わたしのひねくれた思考は

優性ではないものを意図的に選んで

物のようにそれを傷つけて

最終的に自分も傷つくことを選んだ。


私はサバイバーなのだと

恥ずかしいことは言いたくなかった

けれど、無自覚ではいられなくなったのは

自分が子育てをするようになり

幼少期を追体験する機会が与えられて

しまったからだ。


私は仕事柄、たくさんの困難を抱えた人に

出会う。


というか、困難を抱えた人にしか遭わない。


私も同じであるが、

人間は等しく皆尊い


自尊感情を掘り起こして

明日も生きるしかない。


でも、乗り越えられない現実ばかりだ。


騙されないよう日々気を張って

生きていかなければ

どんな落とし穴があるか分からない。


あの人を救えなかった。


でも、もう間違わない。


優しさは、いらない。

アプリにて

我が家には人間以外に多様な生き物が

同居している

 

犬と猫が一匹ずつ

この時点でどちらかでも

いいのでは、と思うのだが

 

金魚にドジョウの入った水槽

メダカが入った鉢

タツムリの入った水槽

カブトムシの蛹がいるはずの水槽

 

鳥かごのセキセイインコ

 

もうちょっとしたペットショップだ

 

カブトムシがでてくるのが楽しみ

 

大好きな本

息子が心底気に入っている本がある

毎晩必ず読んでといわれるのが

「13800000000ねん きみのたび」
坂田修 著 光文社

これは科学博物館 地球館一階の
地球史ナビゲーターという展示が
大好きな息子にとって
うってつけの絵本だ。

ビッグバン以前の宇宙から
いまの自分まで

一粒の原子から始まった現代まで
の長い長い道のりを一気に駆け抜ける
爽快感

こどもにわかりやすい
というのは
ほんとうにむずかしいことだ

でも、いちばんおもしろい

こどもさんをあなどるな

かこさとしさんの言葉だ


みえていないところまで
丁寧にえがく

みえていないところが
どうなっているのか
しりたいという気持ちを
ぜったいにうやむやにしたくない

だからものごとの断面を
みせてみせてみせまくりたい

そのために
自然や本とともに
動物園、博物館、美術館が
あれば、あとはいらないと思う

あまり極端なことはいいたくないが
ことしもそんな刺激を
与え続けたい

資格をとろうかな

なにか新しいことをしたい

息子は、シナプスがつながりまくっている

あの鋭さをみると、

いろんな刺激を与えたくなる。


私は、もうなんの欲も浮かばないのだけど

たくさんの大好きな人たちと

今年もつながっている幸福。


他人とのつながりの方が

わたしには安心を与えてくれる。


きっと、わたしは

あまりいい人間ではないのだと思う。


心理学を学び直す一年にする。

年明けから講習にも参加する。

いろんな意味で、思いの外底力があると

おもっている。

まわりは、それに振り回されている。

インフォグラフィック

インフォグラフィックで見るサイエンスの世界:ビッグバンから人工知能まで」
トム・キャボット著 (創元社)

を立ち読みし、これはいいかもと
図書館で予約しようとするも
複数人予約していたので
思いきって購入。

インフォグラフィックって
馴染みのない言葉
ググってみたら、、、

インフォグラフィックは、情報、データ、知識を視覚的に表現したものである。インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの形で使われている。
(Wikipediaより)


この本は、宇宙の始まりから
素粒子の正体、進化の歴史
人体の仕組みまで

とてもじゃないが全体図を
把握することを
諦めていたトピックが
見開き一頁に
簡潔に収められている

これは、
興味深い

4才も食いついた。


最近は、古生代中生代の生き物に
ご執心で、いい加減、図書館で
五回もレンタルしている
「せいめいのれきし」を
買ってやるべきかと迷っている。

そんな息子が
最近買って食いついていたのが
「リアルサイズ古生物図鑑 古生代編」
土屋健著(技術評論社)

古生代の生き物を、いまの生活環境に
取り込み、そのサイズ感を実感させる
という、ありそうでなかった本

昔だったら絵本だった世界が
いまのこどもはよりリアルに
体感できるのが、創造という
伸びしろを奪っているのか否かは
さておき、息子は日がな夢中で
見ているので、よしとする。


あと、昨夜読んでよかったなぁと
思ったのは、

「しんでくれた」
谷川俊太郎著 佼正出版社

「夢は牛のお医者さん」
時田美昭著 小学館

この2冊を続けて読むのが
おすすめです。
2冊目は、4才には少し長いけど
最後まで集中できてました。

2冊目が長いので、
大好きな「のみのぴこ」は
読めませんでした。

押しつけがましい

家族とはいかなる異常も
包み隠す恐ろしい集合体であるな
と、今更ながら感じている。


たとえ耳馴染みのいいことを
言ってみたところで
心の深奥には、あの忌まわしいDNAを
振り払うことはできない


自分が年を重ねれば重ねるほど
その似姿を実感し
絶望に暮れても
ただの自己欺瞞だと


どうすればこの亡霊を消すことができるのか


認知症の高齢者や
いま絶命しようとしている人を前に
わたしは最終的に何者になりたいのか

わからない
わからない

と苦悩する


父の飯の種だった
シェイクスピアの本には
いつも苦悩が溢れていた


私の名前の由来も
シェイクスピアのある劇に登場する
苦悩する娘の名前だ


私が、自分のこどもたちに
この負の連鎖を繋げてはならない
そうやって気負えば気負うほど
こどもたちを苦しめている


それは分かっていても
これを断ち切るには
教育しかないと思っている

自由を勝ち取れる
教育資源を豊富に与えたい


私のすべてをあげてもよい


私はもうなにもいらない