試行錯誤の尊さ

人から教わったことは 身につかない ありものでは 炎は灯らない だから親は 子どもが自ら出会ったように 演出する たくさんの不思議を 飽きるほど撒く 筋トレの漢字と計算は 子どもの興味の限界を押し広げる 金が続くかぎり、何が出るか 分からない種を撒く…

息子の中学受験

娘の中学受験で、だいぶ情報を得たつもりであったが、これはこれは、男子はまるで勝手がちがう。 なにしろ男子校というのは、女子校と比べ 圧倒的に数が少ないのだ。 通学できる距離を考えて、 入試日程を書き上げて、 文化祭や説明会に足を運ぶ。 それがす…

思春期の子育ては信じて手放すこと

中学生の娘は毎日不機嫌そうだ。 ふてぶてしい態度、返事もしない。 でも、いいないいな、と思う。 自分ってなにものなのか、とことん 考え尽くしてほしい。 心身共に発達している姿に とても嬉しくなる。 一方、まだ動物的な小学校低学年の 息子は見ていて…

発達のでこぼこ

子育て中の親の不安を煽る商売は儲かる。 発達障害ビジネスもそうだ。 さも最近の子供に多いかのようにうたい、 子どもの行動の断片だけ切り出し問題化する。 「発達障害が治る」なんて帯の本もある。 DNAを操作したのかといいたくなる。 脳機能障害と認めた…

感覚を研ぎ澄ます

11歳の娘とアーティゾン美術館に行った。 鴻池朋子の個展が素晴らしかった。 生きていることを、生かされていることを 忘れてしまわないように こわい気持ちと真っ正面から向き合える 強さを持ち続けてほしい。 その足で、藝大の美術館も訪れた。 娘にはすで…

知ることは感じることの半分も重要でない

私がいつも感じている レイチェル・カーソンの センスオブワンダー みえないものをかんじる じぶんいがいのすべてにも 深い意味を見出すこと すごい、なんでだろう! そう思い続けていきたい。 小さな息子をみていると、 私はそうやって成長したかったんだ。…

遊びの反対は仕事ではない、抑鬱である。

自分のルーティンを考える。 5割は仕事 3割は子供のこと 2割は家庭のこと INPUTはTwitterとNHKと読書 メールチェックは片手間に 買い物はほぼAmazon 興味があるのは教育 攻めの投資の自覚はある コスパは悪くないと思うが すべては健康が前提 そろそろ自分の…

悲しい現実

昔のことを思い出した。私のことを大好きだという人がいた。その人は私のことが好きなわけではないと分かっていた。その人は好きな人がいるという自分が好きでそれはもしかしたらDNAがそうさせているのかもしれないけれどわたしのひねくれた思考は優性ではな…

アプリにて

我が家には人間以外に多様な生き物が 同居している 犬と猫が一匹ずつ この時点でどちらかでも いいのでは、と思うのだが 金魚にドジョウの入った水槽 メダカが入った鉢 カタツムリの入った水槽 カブトムシの蛹がいるはずの水槽 鳥かごのセキセイインコ もう…

大好きな本

息子が心底気に入っている本がある毎晩必ず読んでといわれるのが「13800000000ねん きみのたび」 坂田修 著 光文社これは科学博物館 地球館一階の 地球史ナビゲーターという展示が 大好きな息子にとって うってつけの絵本だ。ビッグバン以前の宇宙から いま…

こどもさんをあなどるな

かこさとしさんの言葉だ みえていないところまで 丁寧にえがくみえていないところが どうなっているのか しりたいという気持ちを ぜったいにうやむやにしたくないだからものごとの断面を みせてみせてみせまくりたいそのために 自然や本とともに 動物園、博…

資格をとろうかな

なにか新しいことをしたい息子は、シナプスがつながりまくっているあの鋭さをみると、いろんな刺激を与えたくなる。 私は、もうなんの欲も浮かばないのだけどたくさんの大好きな人たちと今年もつながっている幸福。 他人とのつながりの方がわたしには安心を…

インフォグラフィック

「インフォグラフィックで見るサイエンスの世界:ビッグバンから人工知能まで」 トム・キャボット著 (創元社) を立ち読みし、これはいいかもと 図書館で予約しようとするも 複数人予約していたので 思いきって購入。インフォグラフィックって 馴染みのない言…

押しつけがましい

家族とはいかなる異常も 包み隠す恐ろしい集合体であるな と、今更ながら感じている。 たとえ耳馴染みのいいことを 言ってみたところで 心の深奥には、あの忌まわしいDNAを 振り払うことはできない 自分が年を重ねれば重ねるほど その似姿を実感し 絶望に暮…

ただ、おもしろい、ということ

バートンの 「せいめいのれきし 改訂版」(岩波書店) を息子が気に入ってしまい 毎晩読んでいるので そろそろ次のステップを と考えていたところ、 国立科学博物館の キッズスペースで出会った本が アニマリウム(汐文社)だった。 完全に親の私の一目惚れだが…

流れ星を、みた。

娘の誕生日、国立天文台を訪れた。 大好きな木星をみた。 4つの衛星イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストも確かにみえた。 しかし、なんと待ち時間に生まれて初めて大きな流れ星をみてしまった。 興奮さめやらぬまま、星座の話を天の川銀河の話を、ダークマ…

中学受験とお受験

情報収集で頭でっかちになっていた時期を終え、実地調査の段階に入っている。 しかも、二人とも狙う学校は一校のみ不合格なら、公立へいけばよい。 恨み言ではないが、私はなぜ勉強するのか分からず「勉強させられていた」から塾も◯会も◯文も家庭教師もすべ…

下西 風澄「10才のころ、ぼくは考えた」

月刊 たくさんのふしぎ 6月号 (福音館書店)がすごい。 こどものころの 極めてパーソナルな感情、哲学の入口がここにある。 4才の息子に読み聞かせたが彼はおもしろいといって最後まで聞いていた。 わたしは、わたしを生きているだろうか。 いろいろ考えさ…

落ち着こう

焦らされている自覚をもつ焦らない、惑わされないわたしは、行きたいところが決まっている。 偽物はいらない。 ほんものがほしい。

ラ・フォル・ジュルネ2018

音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」 に初めて参加した。 クラシックのコンサートに 8才と4才を連れていくなんて 考えられなかったが、 娘が吹奏楽部に入部することになり えいやと3人でいくことに。 どうせいくならと ワークショップにも参加。 シルク・…

疲れてしまうのに

走り出したら止まらない 子育てをしている自覚はなくおそらく二人とも親であるだろう私たちより優れていることが多いと感じる。 図書館で30冊、 児童書を借りては読みきかせ、 週末は自分たちで選んだもの、 予約した本は 平日に私がとりにいき 気づけば月に…

また、出会ってしまう。

思えば、私はいつもこういう場所に救われてきた。 暗闇にたたずむクリスタルグラスに 磨かれたアイスボール ブックマッチから漂う煙とにおいに 吸い寄せられる 会ったらまた恋に落ちる人には逢わないよ なんて官能的なんだ。 50になっても60になってもすきな…

芸術というもの

なんの因果であろうか。 私の母方の祖母は教師で 趣味で油絵を描いていた。 私の父方の祖父は (おそらく税金対策のため) 銀座の画廊に通って たくさんの絵画を所有していた。 私の娘が7才のときに描いた 油絵をみて思ったのは 内向きな彼女だと思い込んでい…

京都市立芸術大学 学長の卒業式式辞(全文)

平成29年度卒業式式辞 本日ここに集われた美術学部124名,音楽学部60名の卒業生のみなさん,大学院美術研究科53名,音楽研究科24名の修士課程修了生のみなさん,そして美術研究科7名,音楽研究科4名の博士課程修了生のみなさん,ご卒業ならびにご修了,ま…

狂ったように

図書館に行っている。 誰かがいっていた 学校には行けなくても 図書館には行ける明らかに義務教育中の僕を 黙って受け入れてくれた それがいいかどうかは別として わたしは、あまりにも当たり前のことを知らなすぎた。 自分の家庭が異常であったことを意識し…

カウンセリングに行った。

一時間、吐き出した。毒素としての涙も出た。 インナーチャイルドの存在に対する自覚はあったが、輪郭はぼやけていた。 いま、すべてがつながったというよりは向き合うべき事象と 現実とを隔てていた薄い幕が上がったというかんじ。

父親の財力 母親の狂気

小学校受験は、まさにこれだなと実感した。 公立小学校がどうのとか いうつもりはないが、 下の子は小学校受験を させてみようと思っている。しかもピンポイント一校のみ。 得たいの知れないお受験塾にも いれるつもりはないが、 あと3年後 どうでるかな。

歪んだ精神

明らかに私がダメ人間だ。 どうして、今さら立ち止まるのか死ぬまでこのまま行きたかった。 かくも残酷な子育て。 狂気すら感じる。これは、シェアできない。 つらい今日、真の自立というのは 他人に助けを求められる ことだといっていた人がいた。 なんで、…

受けてきた子育てを越えたい

私のようにならないでほしい。 思えば、私の中の指針はこれでしかない。 時代は違うにせよ、心から子供が楽しんだ瞬間を見逃さず後押しできる環境を整備する。 親ができることは、これ以上でもこれ以下でもない。 アクティブラーニングや水泳、絵画教室もけ…

真夜中の戯れ言

自分の意識を大きく上回る展開を 見せたとき、ポジティブに 受け止められず 常に最悪の事態ばかり考えてしまい 楽しめない傾向にある。傷つくのはいやだが 他人から無頓着だと思われるのは もっといやだ。 必要とされれば、誰のものにでも なるのか。それは…