産休に入った。

4年ぶりの産休。

制度もここ何年かでだいぶ変わった。


出産一時金の増額

これは産科医療補償制度にかかる3万円分の補填だが
この制度の始まりに第一子を妊娠していた私は
産婦人科に現金で3万円支払った覚えがある。



育児休業手当金

復帰後6ヶ月にドドーンとボーナス以上のお金を
頂いたが、これが廃止となり、月々の手当に
上乗せされる。
これは、とてもうれしいことだ。
復帰してからお金をもらっても、とくに困っていないのだから。



ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンの公費助成

これもとてもうれしい。
当時はヒブワクチンの在庫不足で、病院をいくつもあたり
やっとの思いで保育園入園前に接種を済ませた。
当時は、肺炎球菌のワクチン(プレベナー)が高くて
全部で4、5万かかった。
これが今はタダ。
ありがたく接種させていただきます。


そして、もっとも嬉しいのが

妊娠出産休暇中の年金・医療保険掛金免除

平成26年4月からの新しい制度なので、まだ申請もしていないが
この掛金だけで月に5万くらい払っているので
免除して頂けるだけでかなり助かるのです。


しかも昨日出産休暇の決裁をとって知ったのだが

今の職場は、産前産後休暇が最長16週とれるそうで
産前6週、産後8週でとろうとしていた私は
2週得してしまいました。

というか、4年前も16週とれたの??
誰もそんなこと言わなかったような。


この2週間でも給与やボーナスの算定に関わってくるので
とても重要なのだ。


今年度から、末端でも女性の職域拡大を騒ぎ始めるようになった

旧態依然の我が組織。


産休・育休中は、実務年数としてカウントしていなかったものを

様々な資格申請の際にはカウントすることにした、という。



復帰のタイミングや働き方など
アドバイスしてくれる制度を整えたいみたいだが
けっきょくはアドバイスしてくれる諸先輩方は

産休しかない時代に2ヶ月で乳飲み子を抱え
職場復帰し、昇進も諦め、つきたい職種にもつけず
くやしい思いを抱えてここまで来られた方たちだ。


今の私たちの子育ての環境があり、
悩みをいうなんて、ぜいたく極まりないというのが
本音ではないかと思う。


ただ、実家にも頼らず、不規則勤務や
男性と同じ仕事内容をしなければならないという現状は 
昔にはなかったところだろう。

深夜に及ぶ残業や、突発的な対応
祝日も仕事をすることになれば

当然デスクワークの9時17時の勤務を前提とする
保育園には預けられない。



それだけのお給料を頂いているのだから
保育料は高くて当たり前。

そういうことなのかもしれない。


子育てって、本当に大変なのは
ごく一時である。

その後は、親も自立して充実した毎日を送っている
その背中を見せることで、子供に大きくなってほしい。


親とずっと一緒にいる子供と接すると

それはそれは穏やかで気だてのいいお子さんだなぁ

と思うことが多い。


私の子供は、いつも平日の朝は

「はやく、はやく。どーしてそんなこともできないの。

 何回同じこといわせるの。もうママ先に行くから!」

と急かされ、保育園までの時間はためいき一色だ。



どんなに段取りよくやろうと思っても

それはいつも徒労に終わる。

子供には子供のやり方があり、気分がある。

私は、けっきょくそれに歩み寄るしかない。



ただ、自分の都合で仕事をさせて頂いているのは

いつも念頭にある。


私が専業主婦になっても、とくに問題はない環境で

私が働いているのも、旦那の理解と子供が健康でいてくれるから

であって、なにかあったら旦那の昇進を優先する気持ちも

私の中にはある。 



ただ、単純に仕事が好きで、仲間が好きだ。
仕事内容も、立場も変わるけれど、やっぱり仕事をしているときが
とてもしあわせだ。

家庭をないがしろにしているところも否めない。

子供が心の底でどう思っているか、いつも考えているが分からない。


でも、いまのところ、これでいいと思っている。


これからどうなるかは、分からないけれど。